ラバンジンアブリアリス

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商品名ラバンジンアブリアリス(Lavandin Abrialis)
原産国フランス
学名Lavandula hybrida
抽出部位花穂
抽出法水蒸気蒸留
香りの系統フローラル系・ハーブ系
香りの強さ
揮発速度ミドルノート
室内芳香
マッサージ
バス
香水
フローラルな真正ラベンダーと清涼感のあるスパイクラベンダーの自然交配種で、 フローラルと清涼感が混ざりあった香りです。
ラバンジンにはたくさんの種類があります。 植物学者のAbrialisは花の量が多い270種類のラバンジンを選定、すべての花の蒸留を行い精油を採取しました。 その中で最もよい品質のNo.66番を選び、Lavandin hybrida Abrialeと命名しました。 これが今ではラバンジンアブリアリスと呼ばれています。
自然交配でできた品種で、力を持った精油です。

使用上のご注意

食品添加物としても使われているグレードですが、絶対に飲用はしないでください。
原液を皮膚につけないでください。
お子様の手の届かないところに保管してください。
火気には十分ご注意ください。
ラバンジンは、ラベンダーとして販売されることもある精油ですが、 香りと働きが異なるため、違いをよく理解した上で使用してください。

ラバンジンアロマオイル・精油プロフィール

ラバンジンの産地はほとんどがフランスです。
ラベンダーと比べて、低地での栽培が可能で、採油率が高いことから1920年頃から本格的に栽培されています。

とても種類が多いのですが、植物学者のアブリアリスは270種類のラバンジンの中から、 エステル率の高いNo.66を選択して、それが後のアブリアリス種と言われるようになりました。
アブリアリスのエステル含有率は30%程度ですが、 その後、改良によりスーパー、グロッソなどのエステル含有率が40%程度の品種が生まれています。

その清涼感を生かして、ラバンジンはトイレタリー製品に多く使われてきましたが、 グロッソ種はラベンダーに近い香りをもっているため、高級な男性向けの香水などにも使われています。

ラベンダーとラバンジンの違い

ラベンダー、ラバンジンには多くの種類があり、違いがわかりにくいと思います。
下記にまとめてみました。




ラベンダーとの成分の違いは、清涼感のあるカンファーの含有量が多いこと、 リナロールとリナリルアセテート(いわゆるエステルといっている成分です)の含有量が ラベンダーはリナリルアセテートが多いのですが、ラバンジンはリナロールが多いこと、です。
リナリルアセテートはフルーティーな香り、リナロールは少し清涼感のあるフローラルな香りです。
カンファーの含有量が多いと、樟脳のような薬臭い香りとなります。

ラバンジンはラベンダーとスパイクラベンダーの交配種ですが、香りを比較すると、 フルーティーが弱いこと、清涼感が強いことが特徴です。
また、フルーティー感が弱いことから、コクのあるハーバル感(クラリセージに似ています)も強く感じます。

ラバンジンの精油として採油されているのは、グロッソ、スーパー、アブリアリスなどです。
お店によってはラバンジンをラベンダーとして販売しているところもあるため、注意が必要です。

ラバンジンの働き

ラベンダーに近い植物なので似た働きが期待できますが、成分が異なるため、効果も若干異なります。
特に成分のカンファーに殺菌効果が期待できます。

心への働き
・気分をリフレッシュさせてくれます。

体への働き
・筋肉痛、肩こりなどの時に。
・咳、鼻水などの風邪の時に。(ラベンダーよりも効果が高い)

皮膚への働き
・皮膚炎の時に。

ラバンジンの学術情報

ラベンダーとして販売されている市販精油の中には、ラバンジンであったり、ラバンジンが混ざっているもの、 またDPGなどで希釈されているものがある。
 (出典:薬学雑誌 122(3) 253-261,2002 市販精油の品質評価)
※補足
 エステルの含有量は、測定方法によって変わります。 (実際の含有量が変わっているわけではありません)
 特に、ガスクロマトグラフィーの場合の数値は見せ方次第でごまかしがきく部分なので、注意が必要です。

Linalyl acetate,Linalool,α-Pinene,β-Pinene,Limonene,Camphene,cis-Ocimene,trans-Ocimene,
1-Octene-3-ol,Hexanol,Geraniol,α-Terpineol,Terpinene-4-ol,Borneol,Lavandulol,Camphor,
Geranyl acetate,Lavandulyl acetate,Hexyl 2-methylpropionate,Hexyl butyrate,1,8-Cineol,他

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精油をご使用の際はご自身の体調に合わせて、自己責任でご使用ください。
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