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商品名 | : | ベルガモット(Bergamot) |
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原産国 | : | イタリア |
学名 | : | Citrus bergamia |
抽出部位 | : | 果皮 |
抽出法 | : | 圧搾 |
香りの系統 | : | シトラス系 |
香りの強さ | : | 中 |
揮発速度 | : | トップノート |
室内芳香 | : | ○ |
マッサージ | : | △(肌が弱い方は少なめにご使用ください) |
バス | : | △(肌が弱い方は少なめにご使用ください) |
香水 | : | × |
使用上のご注意
アールグレイの香り付けとしても有名なベルガモットですが、香水のトップノートとしても重要な精油です。
光感作性が強いため、肌につける場合はフロクマリンを抜いたFCFを使用しましょう。ベルガモットアロマオイル・精油プロフィール
ベルガモットの原産地はイタリアで、現在の主産地はイタリアのカラブリア地方です。
(カラブリアはシシリー島に繋がっているあたりを指します)
その中でも特に品質の良いベルガモットは、レッジョという町の少し北のもとのされています。
モロッコなどのアフリカの北部でも栽培されていますが、イタリアのベルガモットと比較すると品質は劣ります。
写真では分かりにくいですが、大きさは大きなみかんぐらいのサイズです。
12月から3月が収穫時期で、黄色に熟してから採油されます。
採油は、通常は圧搾法で行われます。
水蒸気蒸留なども採油されていますが、水蒸気蒸留にまわされるベルガモットは落下したものや、 成長が悪いものなどが使われているようですので、お勧めはできません。
(水蒸気蒸留したものが、圧搾に混ぜられていることがあるため、注意が必要です)
他の柑橘は、リモネンが主成分ですが、ベルガモットだけは全く成分が異なっており、 主成分は、リナリルアセテートで、実はラベンダーと同じです。
ラベンダーのフルーティーな香りはベルガモットのフルーティーな香りと同じ、と覚えておくと良いでしょう。
また、高沸点の成分にフロクマリン類のベルガプテンが含まれています。
肌につけてから直射日光に当たると、ベルロック皮膚炎と呼ばれる黒ずみの原因となってしまいます。
なので、肌に付けるときはフロクマリン類を取り除く処理を行った、FCF(フロクマリンフリー)を用いましょう。
ただし、フロクマリンを抜く過程で香りが少し変わってしまいます。
純粋に室内芳香などで楽しむ場合は、処理をしていないほうをお勧めします。ベルガモットの歴史
ベルガモットの名前の由来は、最初に栽培された、イタリアの都市のベルガモに由来しています。
言い伝えでは、コロンブスが木をカナリア諸島で発見して、イタリアにもってきたそうです。
現在の主産地である、カラブリアでは18世紀の前半に栽培がはじまりました。
その皮を圧搾して得られた精油は、大変上品な油として貴重なものだったようです。
1725年には、民間療法としてフィレンツェで使用された記録が残っており、 そこから広く使われるようになったそうです。
ベルガモットといえば、アールグレイの香り付けに使われる精油として、有名です。
発案したのはグレイ伯爵ですが、発案のきっかけとなった説はいくつかあり、定かではないようです。
ベルガモットと香水
ベルガモットといえば、多くの香水のさわやかなトップノートとして、用いられています。
特に有名なのは、下記です。
・4711 Cologne
・Chypre(シプレ)
4711コロンは1792年に生まれた、世界最古のオーデコロンと言われています。
現在も販売しており、トップにはベルガモットなどのシトラス、ミドルにラベンダーとローズマリー、ベースにネロリと爽やかな構成になっています。
シプレは、1917年に創香された作品で、シプレ調という香りの系統を生み出しました。
ベルガモットの主成分がラベンダーの主成分と同じことから、ラベンダーをさらにフルーティーにしたいときは、ベルガモットを用いると良いと思います。ベルガモットの働き
心への働き
・ストレスや緊張状態を和らげて、心をリフレッシュする効果があります。
・心のバランスを整え、落ち着かせてくれます。
・安眠を促してくれます。
・禁煙のときのイライラを抑えてくれます。
体への働き
・消化を助け、食欲を増進させてくれます。
・気管支系の調子が悪い時に。
・身体を温める働きがあり、冷え症などに。
皮膚への働き
・抗菌作用があり、しっしんやニキビの時に。
ベルガモットの学術情報
4種類の香り(ベルガモット、ラベンダー、パパーミント、サンダルウッド)の比較で、ベルガモットの香りのみストレスをかけた後に覚醒度の定価を防ぐ効果があることが示唆されています。
(出典:Journal of International Society of Life Information Science 19(2), 271-278, 2001-09-01 )
脳波測定により、ベルガモットとラベンダーに抗不安作用があることが示唆されています。
(出典:Journal of International Society of Life Information Science 20(2), 721-731, 2002-09)
黄色ブドウ球菌や腸球菌にベルガモットとオレンジを混合した精油を添加したところ、バイオフィルムの形成が減少しました。このことから、抗菌作用があることがわかりました。
(出典:J Hosp Infect.2012 Jan;80(1):61-6)
ベルガモット、ティーツリー、ラベンダーなどが抗細菌、抗真菌作用をもっていることがわかっています。
(出典:Lett Appl Microbiol. 2012 Mar;54(3):169-74)
タイム、クローブ、ローズ、ベルガモット、フェンネル、ユーカリの混合物を炎症性関連酵素COX-2が発現する細胞に加えたところ、COX-2の発現を抑制することが分かったことから、炎症を抑制する働きがあることが示唆されています。
(出典:J Lipid Res. 2010 Jan;51(1):132-9.)ベルガモットの香気成分
Limonene,Linalyl acetate,Linalool,γ-terpinene,Myrcene,β-Pinen,1,8-Cineol,β-Bisabolene,
β-Caryophyllene,p-Cymene,Geranyl acetate,Geranal,Neral,α-Terpinene,α-Terpineol,Neryl acetate,
cis-β-Ocimene,trans-β-Ocimene,Terpinolene,trans-α-Bergamoptene,trans-Pinocarveol,trans-Carveol,
trans-Linalool oxide,他当ホームページの情報は、信頼できると判断した情報に基づき作成されておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
精油をご使用の際はご自身の体調に合わせて、自己責任でご使用ください。
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