ラベンダースパイク

3mL
5mL
10mL
50mL
100mL
数量:
商品名ラベンダースパイク(Lavender true)
原産国フランス
学名Lavandula latifolia
抽出部位花穂
抽出法水蒸気蒸留
香りの系統フローラル系・ハーブ系
香りの強さ
揮発速度ミドルノート
室内芳香
マッサージ
バス
香水
ラベンダーと名前は付きますが、清涼感が強い香りです。
カンファーな特徴が強く、フローラル感は控えめです。
風邪をひいたときや花粉の時期などにお勧めです。

使用上のご注意

食品添加物としても使われているグレードですが、絶対に飲用はしないでください。
原液を皮膚につけないでください。
お子様の手の届かないところに保管してください。
火気には十分ご注意ください。
ラベンダーはラバンジンと混同されることが多い精油です。 香りと働きが異なるため、違いをよく理解した上で使用してください。

ラベンダーアロマオイル・精油プロフィール

ラベンダーの主な産地は、フランス、ブルガリア、イタリア、スペイン、ロシアなどで、生育する場所で品質と香りが異なっています。
フランス産は主成分のエステルである、リナリルアセテートの含有率で分類されています。
40%前後から50%を超えるものまで、品質でランク付けされています。
含有率は栽培している産地の高度に比例する傾向にあり、高いものは高山種(アルパイン)と呼ばれます。

一般的に、エステル構造を持つ成分は、フルーティーな香りを持つものが多く、リナリルアセテートはフローラルフルーティーな香りが強いです。

ラベンダーとラバンジンの違い

ラベンダーには多くの種類があり、違いがわかりにくいと思います。
下記にまとめてみました。



精油として採油されているのは、コモン、ラバンジン、スパイクがほとんどで、一部ストエカスも採油されています。
お店によってはラバンジンもラベンダーとして販売したり、ラバンジンを混ぜていたりするため、注意が必要です。

簡単なラバンジン、スパイクラベンダーの見分け方は・・・”清涼感”の強さです。

純粋なトゥルーラベンダーはフローラル感、フルーティー、ハーバル感が特徴で、清涼感は弱いのですが、ラバンジンやスパイクラベンダーはカンフルのような清涼感(カンファーという成分)が特徴です。
また、良いラベンダーほどフルーティーが強くなります。
このフルーティーな香りが鎮静効果を与えるため、ラバンジンでは鎮静効果は弱いことになります。

ラベンダーと香水

ラベンダーといえばフゼア調の香水のボディーになる素材として有名です。
フゼアとはラベンダー、オークモス、クマリンを基調とした香りのことで、多くの男性用香水に使われており、現在では女性用の香水にはあまり使われていません。
(クマリンは桜餅のような香りで、≒トンカビーンズの香りです)
ラベンダーとベルガモットをあわせると特に男性っぽくなるので、精油をブレンドするときは注意が必要です。

ラベンダーが効果的に使われた香水は下記が有名です。
・Fougere Royal
・Azzaro Pour Homme
・Brute
・Paco Rabanne Pour Homme

ラベンダーの働き

心への働き
・緊張やストレスをやわらげ、睡眠を助けます。
・オレンジと混ぜて使用することにより、認知症対策に。
 (2014年2月25日放送のみんなの家庭の医学で紹介されました。)

体への働き
・頭痛、月経痛、筋肉痛などの時に。
・血行を促して、リンパの流れを良くするといわれています。
・疲れている時に。
・風邪の時に。

皮膚への働き
・日焼けにより炎症がひどいときややけどの時に。
 ※ある学者が手をやけどをしてしまったときに、偶然にもそばにあったラベンダーオイルに
  熱かったのでその手を突っ込んでしまいまい、その後全くやけどがきれいに直ってしまったそうです。
・ニキビ、虫刺され、水虫などの時に。

ラベンダーの学術情報

ドイツでは薬用植物として不眠症や落ち着きのなさなどの気分の混乱、神経性胃炎、神経性の胃腸の不快感などの用途に対して、ラベンダーが治療用ハーブとして承認されています。
 (出典:独立行政法人 国立健康・栄養研究所HP)

ラベンダーをアロマテラピーで用いると、重度認知症患者の興奮状態を抑制したという報告があります。
 (出典:Int J Geriatr Psychiatry. 2002;17:305-8

ラベンダー、タイム、ローズマリー、シダーウッドバージニア種と組み合わせたオイルを7ヶ月間処置後、毛髪の生育が回復したとの報告があるため、ラベンダーは他のハーブと組み合わせて外用で円形脱毛症に有効性が示唆されています。
 (出典:Arch Dermatol. 1998;134:1349-52)
 ※試験時の配合は下記となります。
   ラベンダー 3滴、ローズマリー 3滴、タイム 2滴、シダーウッド2滴、
   ホホバオイル 3mL、グレープシードオイル 20mL

鎮静作用、特定の筋肉の弛緩作用、うつ、不眠症、認知症における興奮作用、食欲不振、疝痛、頭痛、偏頭痛、歯痛、にきび、悪心、嘔吐、虫除けなどで効果が認められた場合がある。
 (出典:健康食品・サプリメントのすべて;総監修 日本医師会/日本薬剤師会/日本歯科学会)

突発性月経困難症と整理痛に対する効果。
 ※ラベンダー:クラリセージ:マジョラム=2:1:1でブレンドした精油を、3%濃度でクリームに希釈。
 (出典:J Obstet Gynaecol Res.2012 May;38(5):817-22 Pain relief assessment by aromatic essential oil
  massage on putpatients with primary dysmenorrhea:arandomized,double-blind clinical trial)

ラベンダーの香気成分

Linalyl acetate,Linalool,α-Pinene,β-Pinene,Camphene,cis-Ocimene,trans-Ocimene,Caryophyllene,
α-Terpineol,Terpinene-4-ol,Borneol,Lavandulol,Camphor,Lavandulyl acetate,1,8-Cineol,Prenol,
1-Octene-3-ol,3-Octanone,Methyl heptenone,Myrcene,cis-β-Ocimene,trans-β-Ocimene,Hexyl butyrate,
Nerol,Geraniol,Neryl acetate,Geranyl acetete,Humulene,β-Iononen,Methyl jasmonate,他

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精油をご使用の際はご自身の体調に合わせて、自己責任でご使用ください。
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