パーフューマーは香粧品用の香料を作るのがお仕事です。香粧品とすぐに頭に浮かぶのが香水だと思いますが、実際に日本国内でパフューマーをしていて香水に携わることができる機会はほとんどありません。仕事のほとんどは芳香剤、洗剤、柔軟剤、パーマ液、シャンプー、リンス、トリートメント、入浴剤、歯磨き粉あたりです。 実際にどんなことを考えながら調香しているのかというと、熟成、基剤の嫌な香りのマスキング、基剤との相性、時にパーマ液などきつい条件下での安定性、安全性、値段などがポイントになります。これらは香料だけではなくてどの製品を作るときにも当てはまることですね。そこに芸術性が加わることがパフューマーのパフューマーたる所以なのでしょう。 さて、香りを実際に作るときはまずは依頼主の意向を良く聞いて分析します。それに応じて配合を考えて、処方箋(Formula)を作ります。%や重量で記載されることがほとんどのようです。依頼主の目的の香りになるまで何度も何度も作り直します。時には数百回も作り直すこともあるようです。自分の好みで香りを作れるような状況はほぼ一握りしかなく、実際には依頼主を満足させるのが仕事です。依頼主とは実際の使用する人だったり、企業だったり、時には上司だったりすると思います。ですからパフューマーに求められるのは技術だけではなくコミニュケーション能力も重要ということになります。ただの香りオタクではまず他人が満足する香りを作ることはできません。パフューマーがいくらすばらしい作品を作っても、作ったものが売れなければ評価はされません。ただの自己満足です。よい物が作れるからといって物が売れるわけではないというのもどの製品にも当てはまることですね。(逆にコミニュケーション能力が優れていれば、相手が理解できない香りのことを言葉で納得させてしまうなんてこともできるわけですが) 人に使ってもらって満足して、使った人が何回も購入したくなるような香り、を作るのが理想の仕事なのではないでしょうか。 |
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