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”精油”を辞書で調べると、
(1)植物から採る芳香のある油. (2)石油を精製すること.また,精製した石油.
と載っています。当然ここでは(1)のことを指します。

つまり、植物から特別な方法を用いて取り出した油性成分のことです。(”特別な方法”のところは次項で説明します)油性成分といっても、その製法からサラダオイルのような不揮発性の成分ではなく、油に溶ける芳香成分のことです。この芳香成分は数百種類といわれています。中には香りに関係ない成分も含んでいますが、それらのすべての成分が含まれていることにより、天然しかもちえないすばらしい香りを形作っています。

植物といっても、採油される場所は異なります。花、実、葉、枝、果皮、根、樹脂などから採油されます。ものによって異なりますが、植物から取れる精油は極少量です。だから精油が高価になってしまうのです。

同じ種類の精油でも、産地によって香りが全然変わっています。また産地が同じであってもメーカーによって香りが異なってきます。これは、気候、植物の生育条件、抽出法の微妙な違い、はては植物の採取する時間なども関わってきます。また、流通や保管の条件によって精油はダメージを受けます。

残念なことに、現在では古くからのすばらしい精油が消えている傾向があります。これは、生産コストの上昇、合成香料中心の香水作り、香料植物の希少化、地球温暖化による影響などが大きいといえます。おそらく今後も精油の生産は減っていく傾向になると思います。寂しいことですね。

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